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今回は、キャリアコンサルタントの副業・本業についての体験談を述べたいと思います。
つまり私が国家資格キャリアコンサルタントを取得した2016年~2021年(現在)まで、キャリアコンサルタントをどのように仕事に活かしてきたかを書き記していきます。
まずは、自己紹介
検索キーワードを調べると、「キャリアコンサルタント 求人」とか「キャリアコンサルタント 食えない」とか「キャリアコンサルタント 活躍の場」などが出てきますが、実際、みなさん、資格の最大限の活かし方で悩まれている方が多いと思います。
キャリアコンサルタントは士業のように独占的に仕事を取得したり、独立開業などということは不可能に近いです。
なので、国の制度に連動した形や他の資格との抱き合わせでキャリコンを活かしていく方法がベストだなと5年間で感じました。社労士さんとかそうしている方は結構います。
他にスポット的ですが、公的機関主催のセミナー講師をしている方も多いです。その場合は、資格+実績で人選されます。実際、私の会社でも公的機関からの受託で労務関係セミナーを受託したことがありますが、その場合での人選は民間での人事経験と資格で選びました。ある程度の規模の民間企業での人事部経験は選ぶ側としては相当プラスですよね。
セミナー講師としては、資格の養成講座の講師を基盤としている方も多いですが、結局、どういった方向性で資格を活かしていきたいかは、その人次第ですよね。(当たり前でした。すみません。)
それでは私の実体験を書いていきます。
①職業紹介業での求職者へのキャリコン
自社で職業紹介業を行っていたので、その求職者へのキャリコンがメインでした。
②助成金を活用したキャリコン
アウトソーシングでの取引企業でキャリコンを行いました。
当時、「人材開発支援助成金」「キャリア形成促進助成金(制度導入コース)」「企業内人材育成推進助成金」など、キャリコンを実施するとその企業に助成金がおりるという助成金制度があり、取引先企業はよくそれを活用していました。助成額:50万円程度(1社につき)ほどあったと思います。
助成金でのキャリコンの依頼は、親交のある社労士さんからの依頼もありました。
≪ ポイント ≫
①当社が職業紹介業務を休止したので、求職者へのキャリコンは減少。
当社が人材不足と採算面を考えて、職業紹介業を休止しました。ほとんどキャリコンの活動はなくなりました。
②更新講習の講習補助員
キャリコン仲間からの紹介で更新講習の補助員をやりました(日当:8,000円くらい)
③キャリコン仲間との活動
CDA取得時の仲間と、勉強会を開催していました。勉強会を開催するとポイント獲得になるので、
メリットとしては、スキル面、人脈、単純にCDAポイント獲得としては非常に有効です。
≪ ポイント ≫
①ハローワークでのキャリコン業務の受託
私自身は会社では業務・労務管理全般を行っているのですが、社の業務としては、PC講師を担当しています。その他業務は従業員が分担しています。
ハローワークとのつながりや、キャリコン実績の積み上げのために、会社での勤務日と給与を減らして個人的にハローワークでのキャリコン業務を受託しました。※キャリコンサーチから情報取得
具体的な業務としては、職業訓練を希望する人への訓練前のジョブカード作成支援業務です。
正式名称:「訓練受講希望者等に対するジョブ・カード作成支援推進事業」
各都道府県労働局からの入札案件、単年度受託事業で、毎年どこかの企業が落札・受託してハローワークにキャリアコンサルタントを配置しています。
当社はその入札に参加していないのですが、(実際には格付けで参加できない)わかりやすく言えば下請けという形で個人的にうけました。
都市部は競争率が激しいかと思いますが、地方では逆にキャリコン人材は不足しているので、常駐キャリコンの競争率は低めです。
≪ ポイント ≫
ダブルワークや副業を目指している方は、例えばハローワークでの常駐キャリコンを月に10日程度で受けるということもありだと思いました。
何より、公的機関でのキャリコンはこちらからの働きかけはなくてもいいですし、実績は確実に積めます。
また、国の訓練制度などに詳しくなるので、活かせる部分は非常に多いです。現場で働くと、キャリコン関係の情報が入ってくる量は桁違いです。これは保証します。
デメリット:時間売りの仕事なので、もちろん時間はとられます。また、必ず受託できる保証がない。 (当たり前でした。すみません。)
総じて、公的機関でのキャリコンを経験するのは情報面・実績面でメリットしかないです。
私のキャリアコンサルタントとしての5年間の活動を記しました。
キャリアコンサルタントは、国が作った制度なので、国と連動した働き方がひとつの本筋になります。ただ、普通に生活している中では、なかなか情報が入ってこないです。
これの解決策は努めてハローワーク等公的機関に足を運び、各種セミナーや助成金のリーフレットを収集するなりして、集めていくしかないです。
セミナーや事業には必ず実施団体・企業がいるので、そこにどうアプローチしていくかも1つのやり方だと思います。また、キャリコン仲間との情報交換も重要です。
これだけ国がキャリコンを全面的に押し出しているので、需要ゼロということはまずないです。
細かい需要をどう拾っていくかは、キャリコンとしての仕事を広げていくことに非常に重要ですし、特に高い志がなくても、本業・副業としての可能性も十分あります。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。