スポンサーリンク
みなさん、こんにちは。今回はExcelマクロVBA入門の5回目です。
前回はメソッドについて、そして、Withステートメント、セルとセル範囲について紹介しました。
今回はVBAの変数について紹介します。
学習用Excelファイルのダウンロードはこちらから↓
変数とは、一時的にデータを保存しておく箱のようなものです。
ルール:変数を使う時はまず変数名を宣言します。
Dim 変数名 As データ型
データ型とは??と疑問に思われたと思いますが、データ型については後述します。
変数 = 値 ・・・「変数」に「値」を代入します。
※=は「~を」と訳す
sub 変数()
Dim moji AS Variant '変数moji の宣言(Variant型)
moji = "あいうえお" '変数moji に”あいうえお”を代入する
end sub
先程のコードでの変数の宣言のところでVariantが出てきたと思います。変数を宣言する時にはデータの型を指定します。つまり、変数にどのようなデータを入れるのかによって型が違ってきます。
ちなみにVariant型は何でも入る型です。
データ型 | 説明 |
String型 | 文字のデータ |
Integer型 | 整数(-32,768~32,767) |
Long型 | 長整数型(-2,147,483,648~2,147,483,647) |
Boolean型 | TrueまたはFalseのデータ型 |
Variant型 | すべてのデータ |
Dim suuji as Long '数字なのでデータ型はInteger型かLong型になります。
suuji = 1000 '変数に1000を代入します。
オブジェクト(セル、ワークシート、ブック等)を変数に代入する場合は「Set」を
先頭につけます。
Dim 変数名 As Workbook
Dim 変数名 As Worksheet
Dim 変数名 As Range
Set 変数名 = オブジェクト
代入する時に Setをつけるというルールになっています。
sub オブジェクト変数()
Dim Sht AS Worksheet '変数Sht の宣言(Worksheet型)
Set Sht = Sheets("Sheet1") '変数Sht にシート1を代入する
end sub
今回はデータを変数に入れる方法を紹介しました。データを変数にいれることが自動化への第一歩になります。
次回は自動化の基本となる「データを変数に入れて処理を繰り返す方法」を紹介します。お楽しみに!!