みなさん、こんにちは。今回はExcelマクロVBA入門の5回目です。
前回はメソッドについて、そして、Withステートメント、セルとセル範囲について紹介しました。

10日で習得!VBA入門④-メソッド、With構文-
VBAの基本なるメソッド、セルやセル範囲の書き方、Withステートメントについて紹介しています。 記事を読み進めていくことで、マクロVBAを使って同一シート内のデータ処理を自動化するために必要なVBAスキルを習得できます。VBA初学者が添付のレジュメを使って一緒に手を動かしながらVBAコードを記述していくことで、自分のペースでじっくり確実に習得することができます。
今回はVBAの変数について紹介します。
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マクロVBA入門講座|情報サービス鳥取
「ブログ記事とオリジナル無料教材を使ってマクロVBAの基礎を学ぼう!!」ということで、ブログにてVBA基礎の習得を目指した記事をアップしていきます。最終目標は”私がVBA習得のきっかけとなった”YouTubeチャンネル:Mr.ラビットのにょきにょきパソコン講座にて題材となってパズルを作成することです!!このパズルを理解...
変数とは?
変数とは、一時的にデータを保存しておく箱のようなものです。
変数を書くときのルール
ルール:変数を使う時はまず変数名を宣言します。
宣言の書き方
Dim 変数名 As データ型
データ型とは??と疑問に思われたと思いますが、データ型については後述します。
変数にデータを入れる

変数 = 値・・・「変数」に「値」を代入します。
※=は「~を」と訳す
変数にデータを代入(例)
sub 変数()
Dim moji AS Variant '変数moji の宣言(Variant型)
moji = "あいうえお" '変数moji に”あいうえお”を代入する
end sub

データ型とは?
先程のコードでの変数の宣言のところでVariantが出てきたと思います。変数を宣言する時にはデータの型を指定します。つまり、変数にどのようなデータを入れるのかによって型が違ってきます。
ちなみにVariant型は何でも入る型です。
データ型 | 説明 |
String型 | 文字のデータ |
Integer型 | 整数(-32,768~32,767) |
Long型 | 長整数型(-2,147,483,648~2,147,483,647) |
Boolean型 | TrueまたはFalseのデータ型 |
Variant型 | すべてのデータ |
変数に数字を入れる場合(例)
Dim suuji as Long '数字なのでデータ型はInteger型かLong型になります。
suuji = 1000 '変数に1000を代入します。
オブジェクト変数
オブジェクト(セル、ワークシート、ブック等)を変数に代入する場合は「Set」を
先頭につけます。
オブジェクト変数の宣言方法
Dim 変数名 As Workbook
Dim 変数名 As Worksheet
Dim 変数名 As Range
オブジェクト変数への代入の書き方
Set 変数名 = オブジェクト
代入する時に Setをつけるというルールになっています。
オブジェクト変数にデータを代入する(例)
sub オブジェクト変数()
Dim Sht AS Worksheet '変数Sht の宣言(Worksheet型)
Set Sht = Sheets("Sheet1") '変数Sht にシート1を代入する
end sub
まとめ
今回はデータを変数に入れる方法を紹介しました。データを変数にいれることが自動化への第一歩になります。
次回は自動化の基本となる「データを変数に入れて処理を繰り返す方法」を紹介します。お楽しみに!!
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