今回よりExcelマクロ入門記事をアップしていきます。
本記事を読み進めていけば、(ダウンロードデータを使って一緒に操作していけば)同一シート内でのデータ入力等の自動化を習得できます。
つまり以下のようなことができるようになります。
- マクロの基礎知識を理解できる。
- マクロの自動化の仕組みを理解できる。
- シート内の大量データの計算を自動化できる。
- 数式や関数を使った自動化の仕組みを理解できる。
また、以下のような方に特に読んでいただきたい記事です。
- これからマクロを勉強しようと思っている。
- これまでマクロを勉強しようと思ったが挫折してしまった。
- マクロでの自動化の考え方を知りたい。
- 業務のルーティンワークを自動化したい。
マクロVBAの基本を習得する段階で、すんなり理解できたり、学習の面白さがわかったり、少しでも仕事で活かせるようになると、どんどんレベルアップしていくことができます。
ゴール地点
上記YouTubeリンクをご覧いただくと、VBAでパズルを作っています。
下の動画のようなパズルです。こちらのYouTubeを参考にして、このパズルを作成するために必要なVBAの知識を記事にしていきます。
このパズルですが、エクセルを使った単なるゲームのようですが、パズルを作成していくことで最低限の自動化の概念を楽しく理解することができておススメです!!
(私自身がこのパズル作成からVBA習得のきっかけを掴むことができました。実体験です)
もちろんこのYouTube本編もパズル作成を基本的なことから順を追って詳しく解説しています。
よって、本編動画で学びながら、また当ブログの記事を参考にしながらパズル作成に挑戦してもらえたらと思います。
パズルが見事完成したのちには、自然とVBAの基礎が身に付き、VBAの習得が加速度的に早まっていくと思います。
効果的に学ぶための学習用Excelファイルを準備しています。ダウンロードはこちらから↓
それでは以降を読み進めて、手を動かして一緒にマクロを組んでみましょう!!
マクロとVBAの関係
エクセルで行うさまざまな操作を自動化するためには、マクロというプログラムを作るところから始めます。
マクロはVBAというプログラミング言語を使って書きます。
マクロを作る方法
マクロを作る方法は以下の2種類があります。
①マクロの記録
②VBAでプログラムを自分で書く
①マクロの記録
「マクロの記録」・・手動で操作したものをExcelに記憶させて、記憶させた操作を実行するものです。
よって、自分でコードを書く必要がなく、マクロを実行させることができます。
ただし、自分でVBAコードを記述するマクロと違い、操作に限界があり、複雑な操作を記憶させるのはむずかしいです。
「マクロの記録」を使うためには、リボンに「開発」タブを表示しておく必要があります。
もし、リボンに「開発」タブがなければ、以下の方法で「開発」タブを表示させます。
開発タブの表示方法
「ファイル」タブをクリック
「その他」→「オプション」をクリック
「リボンのユーザー設定」→「開発」にチェック→「OK]
マクロの記録を使ってみる。
以下のようにボタンを押すごとにセルが赤、青と変わるマクロを作ります。
マクロの記録は、「マクロの記録」ボタン押下と「マクロの終了」ボタン押下の間に行う操作を記録します。
マクロ名:「赤」を登録
「開発」タブ→コード:「マクロの記録」→「マクロの記録」ダイアログ出現→マクロ名入力
※今回はマクロ名を「赤」にします。
ダイアログにマクロ名を入力したら、B12を白色に塗りつぶしとC12を赤色に塗りつぶしを操作して→「記録終了」でマクロが登録されます。
マクロボタンの設置
操作の登録ができたら、登録したマクロを実行するボタンを設置します。
「開発」タブ→コントロール:「挿入」→「ボタン」を選択
下画像のようにこのブックに登録されているマクロの一覧が現れるので、「赤」を選択します。
下画像のようにボタンが出現するので、ボタンの名前を「赤」にして完了です。
マクロ名:「青」を登録
青についても同じような手順です。
「開発」タブ→コード:「マクロの記録」→C12を白色に塗りつぶしとB12を青色に塗りつぶし→「記録終了」
まとめ
今回はマクロの記録について紹介しました。
次回はいよいよVBAを使って自分でプログラムを書く手順を紹介します。お楽しみに!!
コメント