みなさん、こんにちは。
前回は「マクロの記録」について紹介しました。
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/07/キャプション-64a2786b82622-160x90.jpg)
今回は、VBAを記述するための準備と実際にVBAコードを記述していきたいと思います。
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![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3ca69ad219b9953a9b5261b767b9fb62.png)
VBE(Visual Basic Editor)を立ち上げる
VBAを記述する場合、Excelに付いているプログラムを書くためのVBE(エディター)を立ち上げます。
「開発」タブ→「Visual Basic」(ショートカット:[Alt]+[F11])→VBE(エディター)の表示
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/1_VBE1.png)
- メニューバー:操作メニュー
- ツールバー:よく使う機能のボタンが表示される。(「表示」タブ→「ツールバー」から表示するツールバーを選択)
- プロジェクトエクスプローラー:開いているブック、含まれるシート、標準モジュールなどが表示される。
- プロパティウィンドウ:プロジェクトエクスプローラーで選択している項目の詳細が表示される。
モジュールとプロシージャ
VBAを記述するためには、モジュールを立ち上げます。
モジュールとは?
マクロを書くシートのことです。
「ユーザーフォーム」「標準モジュール」「クラスモジュール」があります。
基本的には「標準モジュール」というモジュールを使います。
「挿入」タブ→「標準モジュール」を選択
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/標準モジュール①.png)
プロシージャ(実行単位)
マクロのプログラムはプロシージャ(実行単位)に書きますが、書き方としてSubとEndSubの間にプログラムを書きます。
Subの後にプログラム名(下画像であれば「テスト」)を書いてEnterを押します。
()は自動的に表示されます。
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/MsgBox関数①.png)
MsgBox関数
それではプログラムを書いてみましょう。
VBA関数のMsgBox関数を使ってメッセージ画面に文字を表示しましょう。(下図のような感じです。)
※VBA関数とは・・ワークシート上で使う関数ではなく、VBA専用の関数です。
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/メッセージボックス.png)
コードの記述
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/MsgBox関数①-1.png)
①SubとEndSubの間に左クリックでカーソルを持ってくる。
②「Tab」キーを押す(通常、字下げしてコードを見やすくします。)
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/MsgBox関数.png)
「MsgBox」を入力して、半角の”(ダブルクォーテーション)の間に表示する文字を入力します。
Sub テスト()
MsgBox "おはよう"
End Sub
マクロの実行
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/マクロの実行.png)
「Sub/ユーザーフォームの実行」(上の赤枠)をクリックまたは「F5」キー
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/メッセージボックス-1.png)
現在、アクティブなワークシート上にメッセージボックスが出現します。
ステップイン(F8)
カーソルがプロシージャ内にあることを確認して「F8」(ステップイン)でコードを1ぎょうずつ実行できます。
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/ステップイン.png)
VBEオプション
VBAを記述するに当たって、スムーズに記述するためのVBEの設定です。
- 自動構文チェックを外す・・・自動構文チェックがあると、度々アラートが出現して時間のロスになる。
- 変数の宣言を強制するにチェック・・・変数のミスを発見しやすくなる。
※変数については、別記事で説明します。
VBEの「ツール」→「オプション」→編集タブ
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/VBEオプション.png)
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/06/VBEオプション2.png)
![](https://ym-pc.com/wp-content/uploads/2023/08/1時間500円のVBA基礎バナー画像リサイズ.png)
まとめ
今回は下記について紹介しました。
- VBAを記述するための準備
- モジュールとプロシージャ
- MsgBox関数
- マクロの実行とステップイン(F8)
- VBAを記述しやすくするためのVBEの設定
次回はVBAのオブジェクト、プロパティ、メソッドについて解説します。
お楽しみに!!
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