スポンサーリンク
パワークエリを使って複数のファイルを結合して読み込む方法を紹介します。
これまではVBAを使ったCSVファイルの一括読み込み方法を紹介してきました。
今回は、Excelの機能であるパワークエリを使って、ボタン操作のみで複数ファイルを一括で読み込んいきます。
今回、紹介するのは以下の2つです。
複数ファイルのテーブル結合においては、例えば、支店別や月別の複数ファイルの結合など、実務において使用する機会が多いと思います。
パワークエリを使えば簡単なので手っ取り早く理解して使ってみましょう。
パワークエリとは、以下の3点を行う機能です。(引用:Excelパワークエリ/鷹尾祥 著)
「データ」タブ→「データの取得」から取得したいデータの種類を選びます。
「フォルダから」を選んでフォルダ内の複数CSVファイルを取得します。
フォルダ内のCSVファイルの3ファイルを一括してエクセルファイルに読み込んでみたいと思います。※フォルダの内容は以下のとおり
3つのCSVファイルには下図のように日付ごとのデータが入っています。
「データ」タブ→「データの取得」→「フォルダから」で特定のフォルダを選択すると下図のような表示になるので、「結合」→「データの結合と変換」を選択します。
「ファイルの結合」ダイアログボックスが立ち上がるので「OK」をクリック
パワークエリのエディターが立ち上がります。値の置換や不要列の削除を行います。
一番左のカラムはファイル名になっています。「ホーム」タブ→「値の置換」で拡張子を削除します。(読み込んだ後にデータソースの元ファイルがわかるようにカラム自体は残しておきます)
もし、ファイル名のカラムが不要であれば「ホーム」タブ→「列の削除」を選択します。
必要に応じて表示形式を変更します。
結合したテーブルはわかりやすいように名前を変更しておきます。今回は「結合テーブル」にします。
そして、「閉じて読み込む」をクリック
ワークシートに結合されたテーブルが読み込まれます。
特定の選択したテキストファイルを結合して読み込みます。
今回は、ファイル名に「5」と付くファイルのみ読み込みます。
ファイルの内容は下図のように5日ごとのデータです。
パワークエリを使います。
「データ」タブ→「データの取得」→「ファイルから」→「テキストまたはCSV」を選択します。
読み込みファイルを1つずつ選択します。
「読み込み」→「読み込み先」を選択
「データのインポート」ダイアログボックス→「接続の作成のみ」を選択
「接続の作成のみ」とは、ワークシートに出力しないで、パワークエリ内で保持される状態です。
上記操作を、結合したいファイル全てに行います。
ワークシート右側に「クエリと接続」があるので、そこからファイルの編集を行います。
いずれかのファイルを「編集」にします。
「編集」をクリックすると、パワークエリエディターが立ち上がります。
選択した3ファイルのクエリが設定されています。
「ホーム」タブ→「クエリの追加」→「クエリを新規クエリとして追加」を選択します。
※各クエリテーブルで表示形式を修正しておきます。下図では「商品コード」列を文字列にしておきます。
「追加」にて、「3つ以上のテーブル」を選択します。
「利用可能なテーブル」から「追加するテーブル」に追加していきます。
右側のカーソルでソートまたは削除できます。
選択したファイルが結合できました。
テーブル名:「結合テーブル」としておきます。
「ホーム」タブ→「閉じて読み込む」をクリック
ワークシートに出力されました。
他の方法については、別記事にしています↓
今回は、パワークエリを使った複数ファイルの結合方法について紹介しました。
フォルダ内の複数ファイル結合の手順は、
特定の複数ファイルの結合手順は、
是非、参考にしてみてください。