パワークエリを使って複数のファイルを結合して読み込む方法を紹介します。
今回は、「特定のファイルを指定して結合、一括読み込み」の2パターン目を紹介します。
ワークシートに事前に読み込みたいファイルパス一覧を作成して、ファイルパス一覧をパワークエリで読み込んで出力する方法です。
前回の記事はこちら↓

別ファイルにある表の結合は、実務でよく使います。
こちらの記事でピンポイントで習得して実務に活かしていただければと思います!!
読み込みたいファイル
5日ごとのテキストファイルがあります。

ファイルの内容は下図のように5日ごとのデータです。

ファイル名に「5」と付くファイルのみパワークエリで読み込みます。

ファイルパスの一覧の作成
エクスプローラー:ファイルを選択→「ホーム」タブ→「パスのコピー」で読み込みたいファイルパスをコピーします。

ファイルパスをコピペして下図のような一覧を作成します。※ファイルパス一覧はテーブルに変換しておくと、読み込むファイルパスが追加された場合に自動的にデータが追加されます。(後述)

上図のファイルパス一覧テーブルをパワークエリで読み込みます。
テーブルについての詳細はこちら↓

「テーブルまたは範囲から」
テーブル内のセルを1つ選択して、「データ」タブ→データの取得と変換:「テーブルまたは範囲から」で読み込みます。


カスタム列の追加
「列の追加」タブ→「カスタム列」でカスタム列の式を以下のように設定します。
File.Contents関数を使用します。

ファイルの結合
下図赤枠のファイルの結合をクリック

閉じて読み込みます。

3つのファイルが結合されました。

ファイルパスの追加
ファイル一覧テーブルにファイルパスが追加された場合、「最新の情報に更新」でファイルデータが追加されます。
テーブルに「-30日まで.txt」のファイルパスを追加します。

すでに出力されている結合された表内のセルを選択→「データ」タブ→クエリと接続:「クエリと接続」をクリックします。「クエリと接続」ペインが出現しますので、結合結果のテーブル(テーブル1)の「最新の情報に更新」をクリックします(下図参照)。

30日までのレコードが追加されました。

まとめ
- ファイルパス一覧を作成
- ファイルパス一覧をパワークエリで読み込む
- カスタム列(File.Contents関数の活用)の追加
- ファイルの結合
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