Excelブックやシートを印刷する際のページ設定をはじめ、さまざまなテクニックをまとめてご紹介します。（読了時間10分程度）
今回操作するブックは４シートあり、それぞれにページ割してあります。（下の動画に詳細を表示）
改ページプレビュー
印刷設定の前に改ページの説明をします。
各シートのページを必要ページ内におさめたい場合は改ページプレビューで操作します。
画面右下の一番右のアイコンまたはリボン「表示」タブ→ブックの表示：「改ページプレビュー」です。
ページのまとめ方（手動にて）手順
- 青い点線部分にマウスポインタを重ねると両矢印になる。
- 青い実線までドラッグさせることで１ページに収めることができる。
ページのまとめ方（自動にて）手順
- 「ページレイアウト」タブ→「横」：１ページにすることでページ横を自動で１ページに収める。
- 「縦」は手動で１ページにする。（「ページレイアウト」タブ→「縦」を１ページにすると印刷範囲すべてを1ページに収めるようになってしまう）
ページ設定・印刷で押さえておくべき事
- ページ設定は基本的にシートごとに行う。
- 片面印刷・両面印刷の設定も基本的にシートごとに行う。
- ページ設定を一括して行いたい場合は、シートをグループ化してから行う。
シートをページ番号を付けて印刷する（片面・両面）手順
- ページ設定をしたいシートをアクティブにする。
- リボン：「ページレイアウト」タブ→「ページ設定」グループの詳細設定→「ヘッダー/フッター」タブ→「フッターの編集」→「ページ番号の挿入」
- プリンターの印刷設定で「片面印刷」または「両面印刷」の設定をする。
ブック全体にページ番号をつけて印刷する（片面・両面）
- シート全体を選択（一番左のシートを選択してShiftを押しっぱなしで一番右のシートを選択）
- リボン：「ページレイアウト」タブ→「ページ設定」グループの詳細設定→「ヘッダー/フッター」タブ→「フッターの編集」→「ページ番号の挿入」
- 「ページ設定」グループの詳細設定の「ページ」タブ→先頭ページ番号：「自動」になっていることを確認 ※ブックの左のシートから自動でページを割り振ります。
- 印刷設定で「ブック全体を印刷」を選択
重要：片面または両面印刷の設定はシートごとに設定する必要があります。（例）４シートあれば４シートごとに設定します。
特定のシートのみページ番号を付けて印刷する（片面・両面）
- 印刷したいシートをグループ化する。（印刷したいシートをCtrlを押しっぱなしで選択）
- リボン：「ページレイアウト」タブ→「ページ設定」グループの詳細設定→「ヘッダー/フッター」タブ→「フッターの編集」→「ページ番号の挿入」
- 「ページ設定」グループの詳細設定の「ページ」タブ→先頭ページ番号：「自動」になっていることを確認 ※ブックの左のシートから自動でページを割り振ります。
- 「印刷設定」で「作業中のシートを印刷」を選択
重要：片面または両面印刷の設定はシートごとに設定する必要があります。（例）４シートあれば４シートごとに設定します。
今回は、Sheet1とSheet3、Sheet４を印刷します。
ブック全体をページ番号を付けるシートと付けないシートに分けて印刷する
- ページ番号を付けたいシートをグループ化する。（任意のシートをCtrlを押しっぱなしで選択、シートが連続していればShiftを押しっぱなし。）
- リボン：「ページレイアウト」タブ→「ページ設定」グループの詳細設定→「ヘッダー/フッター」タブ→「フッターの編集」→「ページ番号の挿入」
- 一旦、グループ化は解除します。
- ページの先頭ページがあるシートを選択して、「ページ設定」グループの詳細設定の「ページ」タブ→先頭ページ番号：「自動」を「１」ページに設定する。※「自動」はブックの左のシートから自動でページを割り振ります。
- 「印刷設定」で「ブック全体を印刷」を選択
今回は、Sheet2、Sheet3、Sheet4にページを付けて、Sheet1にはページを付けない設定にします。
この場合、「ページ設定」の先頭ページ番号があるSheet2が「自動」のままだとSheet１から自動カウントされるので、Sheet2のページ番号を「１」に設定します。
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まとめ
Excelのページ設定・印刷設定についてまとめてみました。もし知っていなければ、1シートずつ設定したり、印刷したりして膨大な時間を費やすことになります。
業務効率化のため是非参考にしてみてください。
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