先日、当社にてキャリアアップ助成金正社員化コースの申請を行いました。
今回は申請のポイントを解説していきます。
キャリアアップ助成金とは?
非正規社員(パート、アルバイト)のキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。
以下のコースがあります。
■正社員化支援
正社員化コース
障害者正社員化コース
■処遇改善支援
賃金規定等改定コース
賃金規定等共通化コース
賞与・退職金制度導入コース
短時間労働者労働時間延長コース
今回は正社員化コースを解説します。
受給額
中小企業の場合、有期社員の正社員化で57万円です。
当社の場合は、③自発的職業能力開発訓練を実施しましたので、11万円が加算されました。
合計:68万円です。※自発的職業能力開発訓練以外の加算:95,000円
自発的職業能力開発訓練の詳細はこちら↓
申請までの流れ
「キャリアアップ助成金のご案内」を抜粋して解説します。
正社員化コース活用までの準備としては以下の手順になります。
- キャリアアップ計画書の提出
- 就業規則の改定(対象者を正社員化するまでに改定する)
- 就業規則に基づいて対象者を正社員化する(3%以上の賃金アップ)
- 正社員化後6ヶ月の賃金を支給後に2ヶ月以内に支給申請
①キャリアアップ計画書
キャリアアップ計画書とは、キャリアアップ助成金を活用するにあたっての会社としてのおおまかな計画書です。
上図の記載の通り、各コースの実施日の前日までに提出が必要です。
②就業規則の改定
就業規則改定のポイントは以下の3点です。
- 非正規社員について、正社員とは異なる雇用区分の就業規則等が適用されている。
※基本給、賞与、退職金、各種手当等については、いずれか一つ以上で正規雇用労働者と異なる制度を明示的に定めていれば(基本給の多寡や賞与の有無等)支給対象となり得ます。(案内文より抜粋) - 就業規則において雇用区分が明文化されている
- 正社員の定義:「賞与」または「退職金」の制度、且つ「昇給」制度が適用されている
正社員化コースのための就業規則の整備についての詳細はこちら↓
③正社員化(3%以上の賃金アップ)
正社員に転換のタイミングで賃金を3%以上増額します。
④支給申請
正社員化後6ヶ月の賃金を支給後に2ヶ月以内に支給申請します。
注意点
提出についての注意点です。
申立書
10人未満の企業については、申立書を添付することで労働基準監督署への届け出が不要になります。
事業所確認票
中小企業の場合、事業所確認票様式4号の提出が必須です。
原本証明書
賃金台帳、出勤簿については、任意の書式で原本証明書の添付が必要です。※画像サンプル
まとめ
実施は以下の手順です。従業員の処遇改善とスキルアップ、企業にもメリットがある制度です。
①キャリアアップ計画書の提出
②就業規則の改定(対象者を正社員化するまでに改定する)
③就業規則に基づいて対象者を正社員化する(3%以上の賃金アップ)
④正社員化後6ヶ月の賃金を支給後に2ヶ月以内に支給申請
是非、参考にしてみてください。
- FileSystemObjectで自動連番付与設定
- フォルダ自動作成とファイル保存(コピーを保存)
- ユーザーフォームを使ったレコード抽出方法-基本-
- ユーザーフォームとコンボボックスの値の取得
- VBAユーザーフォームとコンボボックス
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